おそらく いや確実に今日から明日にかけてバタバタするので、ことしのことをふりかえって、私なりに正直に言葉にしておこう。
福岡に来てもうすぐ7年になろうとしている。
毎年、走り回って、なりふり構わずに働いてきたけれど、今年はヘヴンズガーデンを本格的に始動して3年目にして、ようやくふっと周りを眺められるようになった。
自分自身も気づけば8キロほど体重が増えていたので、10か月かけて戻せて少し本来の自分を取り戻している。
小さいけれどわたしにとっての大きな喜びは、友人知人だけではなく、地元の方やずっとこんな場所を探していたという人がヘヴンズガーデンを訪れてくださったこと。
さらに、ヘヴンズガーデンの由来や目的など話さなくても、ここでホッとしたり、癒されたり、リラックスしてくださったのはうれしい出会いだった。
最後の最後まで、久しぶりに会う友人とのんびり過ごしたいので予約できますか?という申し出を受けて、数ある糸島の素敵な場所からヘヴンズガーデンがえらばれたこともわたしの方が慰められた。
まだオープンできてはいないが、ヘヴンズガーデンのなかのひつじ文庫が誌面にオープンできたのもうれしい出会いだった。機関誌に12ヶ月♪12冊の絵本を紹介させていただく機会に恵まれた。
連載は実に、十数年ぶりだった。
もちろん12冊で収まるわけもないけれど、絵本が教えてくれた数々の大切なことを言葉にできるいい機会だった。ああ、お引き受けしてよかったと思うのは、読者の方がこえをかけてくださることだった。
楽しみにしてるの。
泣いちゃったよ。
おもしろかったです。あの絵本は読んでみたい。
あー!!そうだったって、大事なことに気づかされました。
僕の子どものころ見た風景といっしょだった。
などなど。
SNSやメールではなく、雑誌を手にとって開いて、私の文章に出会う人たちがいてくださって、そのことに本当に力をもらった。
久しぶりに本を作りたいなあという思いにも駆られている。
失敗も課題もまだまだあります。
それだけやるべきことが残っているのだと思う。
時々周りを眺めて…自分のことも大切にしながら、コツコツとやるべきことを積み重ねていこうと思う。